HACHI 約束の犬

【洋画／ドラマ】



分かりきってた内容だけど、泣かずにはいられない。




松竹 2010-01-27
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最初から、結末なんて分かりきっている。

渋谷のハチ公の洋画版なわけですから、ハチは帰らぬ主人を従順に待ち続けて、死んでしまう――なんて事は、分かりきっている。

そんなわけでなちは、小さなハチとリチャード・ギア（であってたよね！？）が出会って仲良く遊んでる所からもうほとんど泣いてました（笑）　こんなに幸せそうなのに、それも長く続かないのね、と、もうそればっかり気になっちゃって。

毎日仕事に行くリチャードを駅でお見送りして、帰ってくるリチャードを駅でお迎えして、本当に嬉しそうに走り寄っていくハチ。リチャードが死んで、その娘に引き取られて土地を離れても、何度も何度も駅に戻る。

最終的には野良犬になって、それでもやっぱり毎日駅に。春夏秋冬どれだけ時間が経っても。寒くても熱くても、年老いて、立ち上がるのさえ億劫になっても。

主人を待ち続ける。

ただ、待ち続ける。



それなのに、主人はもう二度と戻らないのだから。



そんな分かりきった内容だけど、それをすっごく、巧く見せてくれる映画。

見終わった後は、ほんのり暖かい気持ちになりました。